今、ちしゃとう(茎レタス)という野菜が話題になっているのをご存知ですか?
ちしゃとうはスーパーベジタブルとも機能性野菜と言われ、最近はメディアでも多数取り上げられています。
ちしゃとうは別名「茎レタス」「ステムレタス」とも呼ばれる野菜です。

なぜ、話題かというと、岡山大学薬学部と企業の研究により、ちしゃとうの抗アレルギー効果が実証されたからなのです。
日本では高級中華や料亭などで使われていますが、なかなか普通のスーパーではお目にかかれません。
茎を食べることが多いので、普通のレタスとは少し違います。
茎の皮をむくときれいなヒスイ色になります。

参照:Yosimoショップ
ほんのりとした苦みがあり、葉も茎も食べられますから、さまざまな料理への応用が可能です。
サラダ、煮物、天ぷら、おひたし、炒め物などに使われます。
ちしゃとうの抗アレルギー効果
さて、おいしい野菜というだけでは、大きく話題にはなりません。
問題はここからなのです。
もともと、ちしゃとうは中国の伝統医学では「肝機能改善」効果がある野菜とされているようです。
それはポリフェノールの効果によるものですが、ちしゃとうに含まれるポリフェノールを調べると、複数の抗アレルギー効果があるポリフェノールが含まれていたようです。
岡山大学薬学部と企業の共同研究の結果、「ちしゃとう」という野菜の抗アレルギー効果が実証されたのです。
そして、野菜としては初めて特許を取りました。(特許第5906872)
「ちしゃとう」に含まれる有効成分
ちしゃとうには、いろいろなポリフェノールがバランスよく含まれています。
そのポリフェノールの作用により、ちしゃとうはアレルギーを始め、生活習慣病や睡眠障害などに、効果を発揮しているようです。
ケルセチンの効能
フラボノイド系ポリフェノールの一つです。
ちしゃとうの他には、たまねぎの皮などに特に多く含まれます。
抗アレルギー効果、抗炎症作用、動脈硬化予防、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用などが報告されているようです。
ルテオリンの効能
フラボノイド系ポリフェノールの一つです。
ちしゃとうの他は、ルイボスティー、しそ、えごまなどに多く含まれています
抗アレルギー効果、コレステロール低下、抗ガン作用、動脈硬化予防、糖尿病、非アルコール性肝炎、抑うつ予防にも効果があるようです。
カフェ酸の効能
フラボノイド系ポリフェノールの一つです。
ちしゃとう以外では、コーヒー、さつまいも、ごぼうなどに含まれています。
抗アレルギー作用の他、抗ガン作用、リラックス効果、動脈硬化予防の効果があります。
クロロゲン酸
フラボノイド系ポリフェノールの一つです。
コーヒー、なす、ごぼうに含まれており、アレルギー軽減作用の他、ダイエット、アンチエイジング、血糖値上昇抑制にも効果があるとされています
コーヒーを飲むと鼻水が止まるという人もいますが、これは、クロロゲン酸やカフェ酸のためなのです。
ラクチュコピクリン
ラクチュコピクリンはほんのりとした苦み成分で、ちしゃとうの茎に含まれています。
この苦み成分のおかげで虫が付きにくいため、無農薬栽培が可能となっています。
この成分は、鎮静効果、鎮痛効果などがあり、中枢神経に作用します。
このおかげで睡眠障害にも効果があるようです。
ちしゃとうの加工製品
ちしゃとうという野菜を毎日食べれば、かなり健康に良さそうですし、病気予防にもなりそうですが、なかなか一般家庭では手に入りません。
そこで、ちしゃとうの野菜100%で作られた粉末を利用すると便利です。
スーパーベジタブル/機能性野菜がそのまま粉末になった商品です。
「ちしゃとうの素」という商品名で群馬県の農場で栽培されたちしゃとうの野菜パウダーが販売されています。
ちしゃとうはもともと、不眠に良いとされるラクチュコピクリンという苦み成分のために、虫が付きにくく、無農薬で栽培されています。
ですから、無添加、無農薬が実現しているとのことです。
あくまで野菜ですから、小さいお子さんでも妊婦さんでも飲むことができますし、飲む量もある程度自分で調節できるようです。
というのは、目安量は一応、1回3回くらい、付属の小さなスプーン2杯のようですが、私は夜中にくしゃみ、鼻水発作がでるので、夜遅くにまとめて1日分を飲みます。
すると 見事に夜はよく眠れますし、くしゃみ鼻水発作も出ません。
今後もちしゃとうについてわかったことは、追記して行く予定です。